2016年01月

春のお日様はとても暖かだけど、まあばあちゃんの心は暗く沈んでしまいました。まるで重い荷物を背負ったように足取りも重く、ゆ迪士尼美語 評價っくりうつむきがちに歩いていました。悲しくて周りがまるで見えませんでした。

その時です。
「おばあちゃん」
と聞きなれた声がしました。孫娘トモちゃんでした。ジロもいます。まあばあちゃんに体を寄せて幸せそうにシッポを振っています。
「どうしたの?さっきから呼んでるのに?」

心配そうに聞いてきます。
「うん。ごめんやで」
「あちこち探したんよ。ねっ、ジロ! お母さんがひょっとしたら隣町の迪士尼美語 好唔好フリマかもって言うから、こっちへ来てみたんよ。」
孫娘のトモちゃんはまあばあちゃんの肩をキュッと抱き寄せて言いました。
まあばあちゃんを包み込む空気がゆっくり変わっていきます。
暖かい風のように。

「あれ、おばあちゃん。何も買わなかったの?」
まあばあちゃんは返事に困りました。
さっきのつらい事は言いたくありません。
どう言おうか悩んでいると、
「ねっ、おばあちゃん。もう1回フリマに行こうよ。」

と、トモちゃんが言いました。
「おばあちゃん、ずいぶん歩いて疲れたんちゃう?ここ座れば?」
と、トモちゃんはまあばあちゃんをシルバーカーの迪士尼美語 有沒有效上に乗せて歩き出しました。ジロのリードはまあばあちゃんが持ちました。
「おばあちゃん見て、区民祭りってあっちこっちに書いてあるわ。ほらね。」
今日のフリーマーケットは区民祭りのイベントだったのです。

「学堂に入って、王宮でチャン先生をお見かけして、その・・」
「ふう~ん、一目惚れなんだ。」
「一目ぼれなんて、そんな・・」
「それで、結婚したくなくなって、こんな事をしたの?
ウンスは彼女の腕を掴んだ。
「ごめんなさい、私も如何していいか分からなくて。」
「もう、心配したわ。」
理由が分かりホッとした気持ちと、相手がチャン先生だと知った戸惑いが、ウンスの心を複雑瑪姬美容 價錢にした。
「チャン先生に気持ちを伝えたい?」
「そんな、とんでもない。顔を見ることも出来ないのに、話なんて無理だわ。」
「如何して?好きなら気持ちを伝えたいんじゃない?」
「ウンスが羨ましい、私はあんな風に殿方と話すなんて出来ないわ、気持ちを伝えるなんて無理よ。」
「私が?」
「ええ。」
私もウンスみたいに、躊躇無く話ができたら。
自分の気持ちを、上手く伝えられるのに。
「男の格好をしている時は平気だったんじゃない?」
「あの時は、私の事を男だと思って話し掛けてきたから、気を使わなかったの。」
「ふうん、女性扱いされるのに慣れてないのね。」

「で、如何して迂達赤兵舎に来る必要があるのですか?」
迂達赤隊長瑪姬美容は不機嫌だ。
「いいじゃない、硬い事言わないで。」
十分譲歩しているつもりだ。
医仙だからといって、何処でも出入り自由という訳ではない。
ましてや兵舎。
明確な決まりはないが、勝手に女子が出入りしてよい場所ではない。
ましてや今度は・・
「ねえヒョジュ、少しは慣れた?」
「そんな、慣れるなんて・・」
彼女は身を硬くして微動だにしない。
それもそのはず。
「おい、止めろ、それは俺の飯だ。」
「いいだろう、お前最近太るからと、飯を控えていたじゃないか。」
「だからって、お前が食べるな。」
「旨いな今日の飯は。」
迂隊赤兵舎の夕餉の光景。
ウンスは慣れているが、ヒョジュにとっては、猿山の中に放り込まれたようなものだ。
周りを男達に囲まれ、緊張を通り越し青ざめている。
「だって彼女が羨ましいって言うから。私がこうしてみんなと話すのが、あ、トクマン君、そのおかず私が狙っていたのよ。」
「いつの間に飯を・・」
ヒョジュそっちのけで、男達とおかずを取り合っている。
俺も聞きたい、如何して貴方は平気なのか。
普通の女子なら、躊躇してあたり前。
彼女が変なのではない、貴方が普通詩琳黑店の女子ではないのだ。

「やっぱり慣れかしら、私は老若男女を問わず沢山の患者さんと話すでしょう、気を使って、始めは大変だったわ。あら、チュンソクさん、それ食べないの?じゃあ、私が頂くわ。」

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